Vagrant+VirtualBox 環境の CentOS 6.5 に Docker をインストールする
こちらのブログポストの内容を実践してみた。
なぜ Docker か
Docker とは、Linux のホストOS上で複数の仮想 Linux OS(コンテナ)を実行するためのソフトウェア。
VMWare のようなハイパーバイザー型の仮想OSと異なり、ハードウェア層やカーネルの大部分が共通して使われるため、パフォーマンスのオーバーヘッドが少ない。
LXC (Linux Containers) と aufs (Advanced multi layered unification filesystem) という要素技術が使われており、
Docker自体は Go言語で記述されている。
Docker を使うモチベーションを挙げれば以下のような感じだ。
- とにかく起動が速い
aufs の恩恵により、差分ベースでファイルシステムが構築されていく。
一瞬でOSが立ち上がる様は感動的ですらある。
Immutable Infrastructure (出典: Trash Your Servers and Burn Your Code: Immutable Infrastructure and Disposable Components - Chad Fowler) の前に立ちはだかっていた壁の一つが音もなく崩れ去った瞬間を目の当たりにしている。
仮想化技術によって、インフラの「作って捨てて」を非常に短いサイクルでできるようになった結果、
我々はこれまで混然としていた Immutable (OS, ミドルウェアのバージョン、コンフィギュレーションなど) と Mutable (各種ログ、エラー通知、リソース推移など) の意味的な区別に専念できるようになったのだ。 - 開発PCのローカル環境 -> CI環境 -> ステージング環境 -> プロダクション環境と、 同一性が保証されたインフラをハードウェア構成に依存せずに作成することができ、 しかもその内容をコードとして管理できる。 (Infrastructure as Code)
Docker at eBay // Speaker Deck
(プロダクション環境での利用実績はまだ少ないようだが) - 従って、たとえばCI環境で使えば、DB の状態に依存するテストでも並列かつ迅速に実行できる。
目的
Mac OS (Mavericks) 上で Vagrant を実行し、VirtualBox 上に CentOS 6.5 インスタンスを作成。
そこに Docker をインストールし、さらにその上に複数のゲストコンテナを実行できるようにする。
事前準備
- Vagrant インストール
- VirtualBox インストール
ホストOSのセットアップ
とりあえず今日は Mac 上で Vagrant を実行し、VirtualBox 内のホストOS(いわゆる母艦)に Docker をインストールするまで。
- VirtualBox Guest Additions を更新するため、Vagrant プラグイン vagrant-vbguest をインストール
- opscode のテンプレートを利用して vagrant init
- Vagrantfile を編集し、後処理として epel から docker パッケージを取得しインストール、起動
- vagrant up
- Docker 上で Hello World!
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