新しく生まれ変わった Easy Menu をお試しください
Easy Menu とは
Easy Menu とは、設定ファイルを元にターミナル上で動作するコマンドランチャーを立ち上げるだけの、とてもシンプルなツールです。
実に 2 年以上の間ずっと放置していたのですが意外と社内で好評でしたので、この際リニューアルしてみました。
すぐに試す
今回、パッケージを PyPI に登録することができたので、インストールがとても簡単になりました。
設定ファイルを HTTP(S) 経由で取得すれば、たった 2行のコマンドで Easy Menu をお試しいただけます。
注意: 2015-08-31時点では、まだ Python 3.x系には対応していません
=> 2015-09-02 にリリースした v1.0.2 で Python 3.2/3.3/3.4 に対応しました
pip install easy-menu easy-menu http://git.io/vGWla
- 短縮URLをお好みでない方は、こちらのURLをご利用ください。
https://raw.githubusercontent.com/mogproject/easy-menu/master/easy-menu.example.yml - ファイルの中身は こちら です。コマンドは全て echo コマンドなのでご安心ください。
主な起動方法
- easy-menu
- パラメータを付けずにコマンドを実行した場合、カレントディレクトリから上位に向かって easy-menu.yml が存在するかチェックしていきます。そして最初に見つかった設定ファイルの内容がロードされます。 (Vagrant における Vagrantfile の検索と同じような動きです)
- 環境変数 EASY_MENU_CONFIG を設定することで、検索対象のファイル名
(デフォルトは easy-menu.yml) を変更することもできます。 - プロジェクトのルートディレクトリに easy-menu.yml を置いておくと捗ります。
- easy-menu <設定ファイルのパス>
- もちろん、設定ファイルの場所を直接指定することもできます。
尚、コマンド実行時には、設定ファイルの存在するディレクトリにカレントディレクトリを移動してからコマンドが実行されます。
- もちろん、設定ファイルの場所を直接指定することもできます。
- easy-menu <設定ファイルのURL>
- http(s) により設定ファイルをネットワーク上から取得します。
- スキームは http, https のみ対応。省略はできません。
新機能
1行のコマンドでインストール
前述のとおり、pip コマンドでインストールできるようになりました。
YAML形式のサポート
これまでは JSON のみのサポートでしたが、YAML にも対応しました。
別ファイルのインクルード
"include" というキーワードを使うことで、別のファイルのメニューをマージすることが可能になりました。
設定イメージ:
--- メインメニュー: - include: common.yml - サブメニュー: - コマンド3: echo 3 - コマンド4: echo 4
--- 共通メニュー: - コマンド1: echo 1 - コマンド2: echo 2
この場合、以下のようにメニューが生成されます。
--- メインメニュー: - 共通メニュー: - コマンド1: echo 1 - コマンド2: echo 2 - サブメニュー: - コマンド3: echo 3 - コマンド4: echo 4
動的なメニュー生成
"eval" というキーワードを使うことで、任意のコマンドをメニュー生成時に実行し、その標準出力を YAML 形式の設定として読み込むことが可能になりました。
設定イメージ:
--- メインメニュー: - eval: scripts/create_ec2_menu.sh
この場合、シェルスクリプト create_ec2_menu.sh の出力がそのままメニューの内容として反映されます。
例えば、AWS で起動中の EC2 インスタンスの一覧を動的に取得するような使い方を想定しています。
国際化対応
現状、対応しているのは英語と日本語のみです。
以上、簡単な機能の紹介でした。
不具合、要望などがありましたら、お気軽に GitHub Issue に登録をお願いします。
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