11.08.2015

Universal Use of 'subprocess' Module in Python

Python: バージョン・OS 透過的な subprocess モジュールの利用

 

Python のバージョン (2.6 / 2.7 / 3.2 / 3.3 / 3.4 / 3.5) や、OS環境 (Linux / Mac / Windows /CygWin) に依存せずに外部コマンドを実行するコードを書きたい。

 

ワークアラウンド

なかなか一筋縄ではいかない。

Python3.2 + POSIX環境 では、コマンドラインを bytes で渡してはいけない

以下のようなエラーが出る。

>>> import subprocess
>>> subprocess.call(b'echo')
TypeError: expect bytes or str, not int

subprocess モジュールの中で、args が文字列かどうかを判定するときに bytes である場合の考慮が不足しており、bytes の個々の要素(int)に対して分割が行われてしまうため。

対策は、コマンドラインをリストとして渡せばよい。以下のように対策する。(args が bytes である場合)

import sys

if sys.version_info[:2] == (3, 2):
    args = [args]

 

Python3 + Windows環境では、コマンドラインと環境変数のキー・値を bytes で渡してはいけない

以下のようなエラーが出る。

>>> import subprocess
>>> subprocess.call(b'cmd /C echo x')
    needquote = (" " in arg) or ("\t" in arg) or not arg
TypeError: argument of type 'int' is not iterable

bytes に対する in オペレーションに失敗しているが、これといった対策が見当たらない。bytes で渡すのをやめて、str で渡すことにする。(その場合、コマンドライン文字列のエンコードは指定できない)

import sys
import six
if six.PY2 or sys.platform != 'win32':
    # この場合だけ bytes にエンコード

env の指定についても同様。キーだけではなく、値も bytes が許容されていないので注意。

 

POSIX環境 + shell=True のとき、args をリストとして渡してはいけない

リストの2番目以降の引数が評価されない。

>>> import subprocess
>>> subprocess.call(['echo', '3'], shell=True)

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ワークアラウンドとしては、subprocess.list2cmdline を使って適切な文字列を生成する。

import sys
import subprocess
if shell and sys.platform != 'win32':
    args = [subprocess.list2cmdline(args)]

 

外部コマンドについて

 

sleep

Windows 7 以降は「timeout」というコマンドが標準装備されているが、Python から実行すると標準入力が奪われてしまい不都合だった。


結局、Python の time モジュールを使うのが一番簡便だという結論に。

import subprocess
subprocess.call('python -c "import time;time.sleep(2)"')

 

プロセステーブルの取得

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