VirtualBox の NAT 設定
忘れた頃に限って必要に迫られるのでメモ。
環境
- VirtualBox 4.2.6
- ホストOS: OS X 10.8
- ゲストOS: CentOS 6.3 (64bit)
設定手順
- ゲストOSをシャットダウン
- VirtualBox のGUIで設定
- ゲストOSを起動し、CentOS 上でネットワークを設定
- eth0 は NAT用。DHCPで利用する。
デフォルトではゲートウェイは 10.0.2.2。DNS は VirtualBox が よしなに設定してくれる。 - /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0" BOOTPROTO="dhcp" ONBOOT="yes"
- eth1 は Host-only 接続。
デフォルトでは 192.168.56.0/24 のネットワークを利用できる。
ホストOSのインタフェースは .1、.100 がDHCPサーバで .101〜.254 のDHCPクライアントアドレスを払い出す。
今回は固定アドレス(192.168.56.2)を設定。 - /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
DEVICE="eth1" BOOTPROTO="static" ONBOOT="yes" IPADDR="192.168.56.2" NETMASK="255.255.255.0"
- デフォルトゲートウェイを設定する。
- /etc/sysconfig/network (一部)
GATEWAY=10.0.2.2
- サービス再起動。
# service network restart
- 最終的なルーティング設定は以下の通り。
# route Kernel IP routing table Destination Gateway Genmask Flags Metric Ref Use Iface 10.0.2.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth0 192.168.56.0 * 255.255.255.0 U 0 0 0 eth1 link-local * 255.255.0.0 U 1002 0 0 eth0 link-local * 255.255.0.0 U 1003 0 0 eth1 default 10.0.2.2 0.0.0.0 UG 0 0 0 eth0
実現できること
- ゲストOSから外部ネットワークへの通信ができる (ゲストOS -> 10.0.2.x -> 10.0.2.2 -> NAT -> 外部NW)
- 外部ネットワークからゲストOSへの接続はできない
- ゲストOSからホストOSへの通信ができる (ホストOS -> 192.168.56.1 -> 192.168.56.x -> ゲストOS)
- ホストOSからゲストOSへの通信ができる (ゲストOS -> 192.168.56.x -> 192.168.56.1 -> ホストOS)
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