Scala の世界へ
関数型言語であり、完全にオブジェクト指向である Scala に触れてみたいと思い、インストール。
1. Java ランタイム環境の準備
Scala で書かれたアプリケーションは、全て Java プラットフォーム上(1.5以降)で動作する。
2. ダウンロードと展開
このページから、Scala をダウンロードすることができる。
http://www.scala-lang.org/downloads
「Current Stable Release」から適切なファイルを選べばよい。(UNIX 系は tgz ファイル、Windows は zipファイル)
また、「IzPack Installer」の jar ファイルが用意されている場合、それを使えばグラフィカルなインストーラでセットアップできる。
手元の Linux で /usr/local/lib に展開したのはこんなコマンド。
# cd /usr/local/lib
# tar zxvf path_to_the/scala-2.9.1-1.tgz
3. 環境変数の設定
こちらのページを参考に、環境変数「SCALA_HOME」と「PATH」を設定する。
http://www.scala-lang.org/node/166
PATH を通すのが面倒なら、/usr/bin にシンボリックリンクを張る方法でもよさそうだ。
横着なやり方
# cd /usr/local/lib/scala-2.9.1-1/bin
# for file in `ls |grep -v bat`; do ln -s `pwd`/$file /usr/bin/$file; done
4. Hello, world!
これで、Scala が使える状態となった。コマンドラインから「scala」を起動してみよう。
"Hello, world!" を表示してインタープリタから抜けるまでの流れはこのようになる。
$ scala
Welcome to Scala version 2.9.1-1 (OpenJDK 64-Bit Server VM, Java 1.6.0_22).
Type in expressions to have them evaluated.
Type :help for more information.
scala> println("Hello, world!")
Hello, world!
scala> :q
JVM を起動するのに少し待たされるのはご愛嬌。
ちなみに、「scala –version」でバージョンを確認することができる。
5. Scala IDE for Eclipse のインストール
動作確認ができたら、やはり Eclipse 上で開発を行いたいもの。
下記のページから、Scala のバージョンに応じた適切な URL を得る。
http://scala-ide.org/download/current.html
Eclipse を起動し、メニューから「Help」-「Install New Software…」を選択。
「Work with」に調べたURL(Scala 2.9.x なら http://download.scala-ide.org/releases-29/stable/site)を入力し、
「Add…」をクリック。「Scala」などの適当な名前をつけて登録すれば、「Scala IDE for Eclipse」が出てくる。
あとは進めてゆくのみ。
※download.scala-ide.org に繋がらない(ネットワークへ到達できない)時があったが、暫く経ってリトライしたら大丈夫だった
ヒープサイズが1GB未満だと警告メッセージが出るので、eclipse.ini を編集して -Xmx の指定を 1024MB以上にする。
参考:
プログラミング言語Scala 日本語情報サイト
https://sites.google.com/site/scalajp/
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