4.13.2012

Getting started with Scala, the functional and object-oriented language

Scala の世界へ

関数型言語であり、完全にオブジェクト指向である Scala に触れてみたいと思い、インストール。

1. Java ランタイム環境の準備

Scala で書かれたアプリケーションは、全て Java プラットフォーム上(1.5以降)で動作する。

 

2. ダウンロードと展開

このページから、Scala をダウンロードすることができる。
http://www.scala-lang.org/downloads

「Current Stable Release」から適切なファイルを選べばよい。(UNIX 系は tgz ファイル、Windows は zipファイル)
また、「IzPack Installer」の jar ファイルが用意されている場合、それを使えばグラフィカルなインストーラでセットアップできる。

手元の Linux で /usr/local/lib に展開したのはこんなコマンド。

# cd /usr/local/lib
# tar zxvf path_to_the/scala-2.9.1-1.tgz

 

3. 環境変数の設定

こちらのページを参考に、環境変数「SCALA_HOME」と「PATH」を設定する。
http://www.scala-lang.org/node/166

PATH を通すのが面倒なら、/usr/bin にシンボリックリンクを張る方法でもよさそうだ。

横着なやり方

# cd /usr/local/lib/scala-2.9.1-1/bin
# for file in `ls |grep -v bat`; do ln -s `pwd`/$file /usr/bin/$file; done

 

4. Hello, world!

これで、Scala が使える状態となった。コマンドラインから「scala」を起動してみよう。
"Hello, world!" を表示してインタープリタから抜けるまでの流れはこのようになる。

$ scala
Welcome to Scala version 2.9.1-1 (OpenJDK 64-Bit Server VM, Java 1.6.0_22).
Type in expressions to have them evaluated.
Type :help for more information.
 
scala> println("Hello, world!")
Hello, world!
 
scala> :q

JVM を起動するのに少し待たされるのはご愛嬌。
ちなみに、「scala –version」でバージョンを確認することができる。

 

5. Scala IDE for Eclipse のインストール

動作確認ができたら、やはり Eclipse 上で開発を行いたいもの。

下記のページから、Scala のバージョンに応じた適切な URL を得る。
http://scala-ide.org/download/current.html

Eclipse を起動し、メニューから「Help」-「Install New Software…」を選択。
「Work with」に調べたURL(Scala 2.9.x なら http://download.scala-ide.org/releases-29/stable/site)を入力し、
「Add…」をクリック。「Scala」などの適当な名前をつけて登録すれば、「Scala IDE for Eclipse」が出てくる。
あとは進めてゆくのみ。
※download.scala-ide.org に繋がらない(ネットワークへ到達できない)時があったが、暫く経ってリトライしたら大丈夫だった

ヒープサイズが1GB未満だと警告メッセージが出るので、eclipse.ini を編集して -Xmx の指定を 1024MB以上にする。

参考:
プログラミング言語Scala 日本語情報サイト
https://sites.google.com/site/scalajp/

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