Linux 上での HBase のインストール
Mac 上の VirtualBox で立てた CentOS 6.3 ノードに NOSQL(Not Only SQL) である
HBase 0.94.4 をインストールしてみた。
ちなみに CentOS は Basic Server として構築しただけの状態。
1. 事前作業
1.1 JDK の準備
HBase を起動するには JDK6 以上が必須なので正しくインストールされていることを確認する。
$ java -version
1.2 hosts の設定
自分自身のホスト名を名前解決できない場合、UnknownUserException となって HBase の起動に失敗する。
DNS、hosts などの設定を行い、名前が引ける状態とする。
# vi /etc/hosts $ ping `hostname`
1.3 専用ユーザの作成
これは任意であるが、専用のOSユーザ(hadoop と命名)を作成した。
HBase のインストール予定地(/opt/db)をホームディレクトリに設定したが、
これはあまり良くない設計かもしれない。
xxx は任意の空き番号。同名のグループも新規作成した。
# groupadd -g xxx hadoop # useradd -d /opt/db -m -g hadoop -u xxx hadoop # passwd hadoop # su - hadoop $ id $ pwd
1.4 環境変数 JAVA_HOME の設定
とりあえず作成したユーザの rc ファイルに記述。
$ vi ./.bashrc (追記内容) export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/jre-1.6.0-openjdk.x86_64 $ source ./.bashrc
1.5 ファイアウォールの設定
外部から接続する必要があり、Linuxのファイアウォールが有効になっている場合は許可設定が必要。
ひとまず 60010番ポートを解放。
x.x.x.x/xx は接続を許可するクライアントのネットワークアドレスとサブネットマスクのビット長のペア。
再起動しても設定が保持されていることを確認する。
# /sbin/iptables -L # /sbin/iptables -I INPUT -p tcp --dport 60010 -s x.x.x.x/xx -j ACCEPT # /sbin/iptables -L # /etc/init.d/iptables save # /sbin/service iptables restart # /sbin/iptables -L
2. HBase のインストール
2.1 ダウンロードURLの確認
Apache HBase の公式サイトへアクセスし、バージョンおよびダウンロード先(ミラー)のURLを確認する。
2.2 モジュールの入手と展開
以下は JAIST から HBase 0.94.4 をダウンロードする例。
$ cd /opt/db $ wget http://ftp.jaist.ac.jp/pub/apache/hbase/hbase-0.94.4/hbase-0.94.4.tar.gz $ tar -zxvf hbase-0.94.4.tar.gz
3. HBase の起動と停止
3.1 HBase の起動
$ /opt/db/hbase-0.94.4/bin/start-hbase.sh
3.2 動作確認
適当なクライアントからブラウザで http://(対象ノード):60010/ へ接続し、HBase の管理画面が表示されたらOK。
3.3 HBase の停止
$ /opt/db/hbase-0.94.4/bin/stop-hbase.sh
References
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